ベーカリー・パン製造小売のための 食品表示ラベル作成

パンの食品表示ラベルを、生地の登録だけで自動作成

パン屋で食品表示が必要になるのは、トングとトレーの対面販売から一歩出た瞬間です。食パンを袋に入れて棚に置く、菓子パンを個包装して並べる、スーパーの産直コーナーやインショップに置いてもらう、近所のカフェやホテルに卸す、催事に出る、通信販売を始める。このとき容器包装には「一括表示」と呼ばれるラベルが必要になります。一括表示とは、名称・原材料名・添加物・アレルゲン・内容量・期限・保存方法・製造者などをひとまとめに記載した表示のことです。

パンは毎日何十種類も焼くうえ、中種やポーリッシュのように前日から仕込む生地が入るため、原材料を重量の多い順に並べ直す作業が手作業ではとても重くなります。Coboard(コーボード)は、材料と生地を登録しておけば、種の入れ子をたどって原材料まで展開し、パン1品ぶんの一括表示を自動で組み立てます。

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パン屋で食品表示ラベルが必要になる場面

店頭のトレーに並べたパンを、お客様がトングで取ってレジで袋に入れる対面販売では、一括表示は原則として求められません。一方、あらかじめ袋詰めして棚に置く食パンや個包装の菓子パン、スーパーの産直コーナーやインショップへの委託、カフェやホテルへの卸、催事への出店、通信販売では表示が必要になります。同じあんぱんでも、レジで包むのか、朝のうちに個包装して棚に置くのかで扱いが変わります。

パン屋は毎日の品目数が多く、季節やイベントで顔ぶれも入れ替わります。1品ずつ手書きやExcelで作る運用では、卸先が増えた時点で追いつかなくなります。

表示が必要かどうかの最終的な判断は、管轄の保健所やガイドラインもあわせてご確認ください。Coboardは表示内容の作成を支援するツールで、適合の確認はご利用者様側で行っていただく前提です。

  • 店頭でトングを使う対面販売:一括表示は原則として不要
  • 袋詰めして棚に並べる食パン・個包装の菓子パン:表示が必要
  • 産直コーナーやインショップへの委託、カフェ・ホテルへの卸:表示が必要
  • 催事への出店、通信販売:表示が必要

中種・ポーリッシュ・ルヴァン。前日の種も原材料まで展開されます

中種法で仕込むパンは、前日の中種に小麦粉・イースト・水が入り、翌日の本捏ねにもまた小麦粉・砂糖・塩・油脂が入ります。一括表示は使った原材料を重量の多い順に1列で書くため、手作業では2か所に分かれた小麦粉を足し合わせ、全体をもう一度並べ替えなければなりません。ポーリッシュ種、ルヴァン種、湯種でも同じことが起きます。

Coboardでは、種を仕込み品としてひとつ登録し、それを本捏ねの生地の材料として使えます。ラベルを作るときは入れ子を最後の原材料まで展開し、同じ材料は重量を合算してから重量順に並べ替えます。中種を食パンにもロールパンにも使っていれば、それぞれの使用量に応じて按分されます。

生地から先も同じです。菓子パン生地にあんやクリームを合わせた完成品でも、生地の中の原材料とフィリングの原材料をひとつの列にまとめて並べます。

  • 中種・ポーリッシュ・湯種などの仕込み品を、生地の材料として使える
  • 種と本捏ねに分かれた小麦粉や砂糖は重量を合算
  • 重量の多い順に自動で並べ替え
  • 原価計算のために組んだ生地のレシピが、そのまま表示にも効く

マーガリン・ミックス粉の内訳と、イーストフードの書き方

パンには、それ自体が複数の原材料からできている複合原材料がよく登場します。マーガリン、ショートニング、パン用のミックス粉、既製のフィリングやフラワーペーストなどです。表示ではこうした材料の内訳を括弧に入れて書きます。Coboardには材料ごとに「複合原材料の内訳」を入れる欄があり、「食用植物油脂、食塩、乳化剤」のように登録しておけば、ラベルではマーガリンの後ろに括弧付きで表示されます。

添加物は原材料と分けてスラッシュで区切ります。用途名を登録した添加物は「乳化剤(レシチン)」のように用途名と物質名を組にした形で表示されます。イーストフード、ビタミンC、酢酸Na、増粘剤といったパンで使う添加物の用途名は、お店で使うものを追加登録できます。

仕入れた商品名と表示に使う名前が違う場合は、表示用の名前を別に登録できます。銘柄名の強力粉を「小麦粉」と表示したい場合などです。水のように表示に載せない材料は、チェックで除けます。

  • 「複合原材料の内訳」欄でマーガリンやミックス粉の括弧内を表示
  • 添加物はスラッシュ区切りで、用途名と物質名を組にした形で表示
  • 用途名はお店で使うものを追加登録できる
  • 表示用の名前を材料ごとに設定(仕入れ名と表示名が違う場合)
  • 水などは表示から除外

国産小麦を使っているなら、原料原産地も表示できます

パン屋にとって粉は看板です。国産小麦や北海道産の粉を使っていることは、そのまま商品の価値になります。原料原産地は、専用の「原料原産地名」の欄を作って書く方法と、原材料名の中に書き込む方法のどちらかを選べます。原材料名の中に書く場合は、原産国を登録した原材料のうちいちばん重いものの後ろに「小麦粉(国産)、砂糖…」のように付きます。

材料ごとに原産国を登録しておけば、どちらの方式で表示するかを商品ごとに選ぶだけです。

  • 原料原産地は専用欄と原材料名の中の表記から選択
  • 原材料名の中に書く場合は、原産国を登録した原材料のうちいちばん重いものの後ろに表示
  • 材料ごとに原産国を登録しておけば商品ごとに切り替えられる

惣菜パンのアレルゲンは、小麦の先が漏れやすい

パンは小麦がほぼ必ず入るため、この1つは誰でも意識します。漏れやすいのはその先です。乳は脱脂粉乳やバターから、卵は生地だけでなく照りに塗る溶き卵から、大豆は乳化剤や大豆油から入ります。ごまはトッピングに、くるみはハード系のパンに、りんごはアップルパイに、オレンジはピールに入ります。惣菜パンではさらに増えて、豚肉・鶏肉・牛肉はソーセージやハムから、えびはグラタンやサラダのフィリングから、さばやかにも具材によって入ってきます。

Coboardでは、材料ごとに含まれるアレルゲンを登録しておきます。ラベルを作るときは生地と種と具材をたどって使われている材料を集め、「(一部に小麦・乳成分・卵を含む)」の形にまとめて表示します。表示で使う「乳成分」への言い換えや、特定原材料を先に置く並び順も自動でそろえます。

同じ厨房で別の商品を作ることによる混入への注意喚起は、特記事項の定番の文として用意しています。

  • 特定原材料8品目(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生・くるみ)に対応
  • 表示が推奨される20品目(大豆・ごま・もも・りんご・オレンジ・牛肉・豚肉・鶏肉・さけ・さばなど)にも対応
  • 種や具材の中で使っている材料までたどってアレルゲンを集約
  • まとめ表示の文と並び順を自動で組み立て

当日中のパンと、数日もつ食パン。期限は商品ごとに選べます

パン屋は、その日のうちに食べてほしい惣菜パンと、数日おいしく食べられる食パンやハード系を同じ日に焼きます。傷みやすいものは消費期限、日持ちするものは賞味期限で表示するのが一般的です。

Coboardでは、期限の種別を商品ごとに選べます。日持ち日数を登録しておけば、製造日を選ぶだけで期限の日付が入ります。クリームパンと山型食パンが、ひとつの設定に縛られることはありません。

保存方法は「直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください。」「要冷蔵(10℃以下)で保存してください。」といった定番の文からその場で挿入でき、お店独自の文章を登録して使い回すこともできます。製造者の名称と住所は一度登録すればすべてのラベルに印字されます。

  • 商品ごとに消費期限・賞味期限を選択
  • 日持ち日数を登録すれば、製造日から期限の日付を自動計算
  • 保存方法と特記事項は定番の文から挿入でき、独自の文も登録できる
  • 製造者の名称・住所は一度の登録ですべてのラベルに反映

個売りのパンは「1個あたり」、量り売りは「100gあたり」

パンは1個いくらで売る商品です。栄養成分表示も、100グラムあたりより1個あたりのほうがお客様には伝わります。Coboardは完成品の数え方から基準を自動で選び、個数で数える商品なら「1個(85g)あたり」のように1個ぶんの重さを添えて表示し、グラムやキログラムで扱う商品なら100グラムあたりで表示します。数値は材料ごとの成分値から積み上げて計算します。

ラベルを貼る場所が小さいことも悩みです。パンの袋に貼る小さなシールには、標準的な縦長ラベルが入りません。Coboardのラベルは14種類のサイズから選べ、レイアウトは栄養成分を省いたミニ、栄養成分を1行にしたコンパクト、左右2列の横型、標準の4つから選べます。サイズに合わせて自動で選ばせることもできます。

文字は収まるところまで自動で縮小しますが、読みにくい大きさまで小さくなる場合は警告が出ます。食品表示の文字の大きさは原則8ポイントで、表示可能面積が150平方センチメートル未満なら5.5ポイントまで小さくできる決まりがあり、Coboardはその上に読みやすさの下限を置いています。栄養成分だけ別のラベルに分け、バーコードをどちらのラベルに載せるかを選ぶこともできます。

  • 個数で数える商品は1個あたり、重さで扱う商品は100gあたりを自動で選択
  • 栄養成分は材料データから自動で計算
  • 14種類のサイズ・4種類のレイアウトから選択(サイズに応じた自動選択も可能)
  • 文字が読みにくい大きさになる場合は警告
  • 印刷・PDF・PNG画像に加え、P-touch Editor 等の差し込み印刷用CSVも出力

使い方はかんたん3ステップ

1

材料を登録

粉・油脂・イーストなどにアレルゲン・添加物の用途名・複合原材料の内訳・原産国を登録します。納品書の撮影から取り込むこともできます。

2

種と生地を組む

中種やポーリッシュを仕込み品として登録し、本捏ねの生地で使います。入れ子は自動で展開されます。

3

商品ごとに設定して印刷

期限の種別・日持ち日数・保存方法・内容量を入力し、サイズを選んで印刷します。

よくある質問

店頭のトレー販売でも、ラベルは必要ですか?
お客様がトングで取ってレジで袋に入れる対面販売では、一括表示は原則として求められません。あらかじめ袋詰めして棚に並べるパン、産直コーナーやインショップへの委託、カフェやホテルへの卸、催事、通信販売では必要になります。判断に迷う場合は管轄の保健所にもご確認ください。
中種やポーリッシュを使っていても、原材料の並び順は正しくなりますか?
種を仕込み品として登録しておけば、入れ子を最後の原材料まで展開し、種と本捏ねに分かれた小麦粉や砂糖は重量を合算してから重量の多い順に並べ替えます。2か所に散った粉を手で足し算する必要はありません。
マーガリンやミックス粉の内訳は書けますか?
材料の「複合原材料の内訳」欄に「食用植物油脂、食塩、乳化剤」のように登録すると、ラベルでは材料名の後ろに括弧付きで表示されます。仕入れ名と表示名が違う材料には、表示用の名前を別に設定できます。
イーストフードやビタミンCは添加物として分けて書けますか?
材料を添加物として登録すると、原材料とスラッシュで区切って表示されます。用途名を登録した添加物は、用途名と物質名を組にした形で表示されます。パンで使う用途名はお店で追加登録できます。
国産小麦を使っていることを表示できますか?
材料ごとに原産国を登録しておけば、専用の「原料原産地名」の欄に書く方法と、原材料名の中に書き込む方法から商品ごとに選べます。原材料名の中に書く場合は、原産国を登録した原材料のうちいちばん重いものの後ろに「小麦粉(国産)」のように付きます。
惣菜パンのアレルゲンも拾えますか?
特定原材料8品目に加え、表示が推奨される20品目にも対応しています。豚肉・鶏肉・牛肉・えび・さば・大豆・ごまなども、材料ごとに登録しておけば具材や種の中までたどって集約し、まとめ表示を組み立てます。
パンの袋に貼る小さなシールにも収まりますか?
14種類のサイズと4種類のレイアウトから選べます。栄養成分を省いたミニや、栄養成分を1行にまとめたコンパクトを使えば、小さな面積にも収めやすくなります。読みにくい大きさまで縮小されるときは警告が出ます。
料金はかかりますか?
Freeプラン(¥0)があり、まずは無料でお試しいただけます。新規登録では、より多くの機能を使えるBusinessプランを30日間無料でお試しいただけます(クレジットカード登録不要)。
原価計算もできますか?
はい。Coboardは食品表示と原価計算を同じ材料データで扱います。生地1バッチから何個取るかや焼き減りを含めたパン屋の原価計算については、パン屋の原価計算のページで詳しく説明しています。

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