自家焙煎・コーヒー豆販売のための 食品表示ラベル作成

自家焙煎コーヒーの食品表示を、焙煎の目減りごと計算する

コーヒー豆の食品表示は、原材料がコーヒー豆ひとつだけなので簡単に見えます。ところが実際に袋に貼る段になると、内容量をどの重さで書くのか、ブレンドの配合をどう並べるのか、原料原産地をどこに書くのか、というところで手が止まります。とくに生豆から焙煎する自家焙煎では、仕入れた重さと売る重さがそもそも違います。

Coboard(コーボード)は、生豆の重さから焙煎で減るぶんを差し引いて焼き上がりの重さを出し、その配合から原材料名を重量の多い順に組み立てます。豆と粉、100グラムと200グラムのように売り方が分かれても、レシピは1つのまま商品ごとにラベルを作れます。

クレジットカード不要・無料プランあり

焙煎したコーヒーを袋で売るとき、何を書くのか

焙煎した豆や挽いた粉を袋に詰めて売る場合、一括表示と呼ばれるラベルが必要になります。一括表示とは、名称・原材料名・内容量・期限・保存方法・製造者などをひとまとめに記載した表示のことです。店頭での量り売りと、あらかじめ袋に詰めて棚に並べるものとでは扱いが変わりますので、ご自身の売り方について管轄の保健所にご確認ください。

項目そのものは他の加工食品と同じですが、コーヒーには他の食品にはない事情がいくつかあります。ひとつは、生豆から焙煎すると重さが2割ほど減ること。もうひとつは、原材料が実質1種類しかないため、原料原産地の表示が必ず必要になることです。この2つを押さえておくと、あとは商品を増やしても同じ作業の繰り返しになります。

Coboardは表示内容の作成を支援するツールで、表示が適合しているかどうかの最終的な確認はご利用者様側で行っていただく前提です。

  • 袋詰めにして棚に並べるものは、容器包装への一括表示が必要
  • 名称・原材料名・内容量・期限・保存方法・製造者などをまとめて記載
  • 生豆から焙煎すると重さが減るため、仕入れた重さと売る重さが違う
  • 原材料が実質1種類なので、原料原産地の対象は必ず生豆になる

焙煎で減るぶんを、歩留まりのマイナスで差し引く

生豆は水分を含んでいて、焙煎するとその水分が抜け、薄皮も落ちます。浅煎りでおおむね15パーセント前後、深煎りになると20パーセントかそれ以上減ることもあります。1,000グラムの生豆を深煎りにすると、焼き上がりは800グラム前後です。この差を織り込まずに生豆の値段のまま200グラム袋の原価や内容量を考えると、実際より2割ほど楽観的な数字になります。

Coboardのレシピ画面は「材料・サブレシピ合計 + 歩留まり = 実際の出来高」をグラムで計算します。生豆1,000グラムに対して歩留まりの欄にマイナス180と入れれば、実際の出来高は820グラムになります。ここから200グラムの袋が4袋取れる、という計算になります。

焙煎度で減り方が違うのであれば、レシピを焙煎度ごとに分けておくと、それぞれの減り方を持てます。同じ生豆でも、浅煎りと深煎りで実際の出来高が変わることを、数字として残しておけます。

  • 生豆から焙煎すると、浅煎りで15パーセント前後、深煎りで20パーセント以上減ることもある
  • 歩留まりの欄にマイナスのグラム数を入れると、実際の出来高から差し引かれる
  • 内容量に書くのは焼き上がりの正味重量で、生豆の重さではない
  • 焙煎度でレシピを分ければ、それぞれの減り方を持てる

ブレンドは配合を入れるだけで、重量の多い順に並びます

原材料名は、使った原材料を重量の多い順に並べる決まりです。ブレンドで産地ごとに分けて書く場合、配合を変えると並び順が入れ替わることがあります。ブラジル40パーセント・コロンビア35パーセント・エチオピア25パーセントのブレンドで、コロンビアを増やして先頭に来た、というようなことが起こります。手で書いていると、この並べ替えを忘れます。

Coboardでは、産地ごとの生豆を材料マスターに登録し、レシピに配合の量を入れます。原材料名はそこから重量の多い順に自動で並びます。配合を直せば並び順も一緒に変わるので、直し忘れが起きません。重量順の内訳も表で確認できるので、なぜその並びになったのかを後から追えます。

産地を分けずに「コーヒー豆」としてひとまとめに書きたい場合は、材料の表示名をそろえて登録すると1行に合算されます。ただしこの場合、原材料名の中に付けられる原産国は最初に見つかったひとつだけになります。産地を並べて書きたいときは、次の項でご説明する別記の欄をお使いください。

  • 産地ごとの生豆を登録し、配合の量を入れると重量の多い順に自動で並ぶ
  • 配合を直せば並び順も追随するので、直し忘れが起きない
  • 表示名をそろえると1行に合算されるが、付く原産国は最初のひとつだけ
  • 重量順の内訳を表で確認できる

原料原産地は、いちばん重い原材料ひとつだけ

原料原産地の表示は、重量がいちばん多い原材料に対して行います。コーヒーは原材料が生豆だけですから、重量1位は必ず生豆になります。つまり他の食品と違い、対象があるかどうかを迷う場面がありません。その代わり、必ず書くことになります。

Coboardでは、書き方を2通りから選べます。ひとつは別記で、「原料原産地名」という専用の欄をつくって表示する方法です。この欄は自由に書けるようになっていて、未入力の場合は重量1位の原材料に登録した原産国が自動で入ります。産地を並べて書きたいときや、コーヒーで慣行的に使われる書き方にしたいときは、この欄に直接ご記入ください。

もうひとつは原材料名の中に書く方法で、重量1位の原材料の後ろに括弧を付けて「コーヒー豆(ブラジル)」のように表示します。こちらは材料マスターの原産国の欄に登録した文字がそのまま入ります。重量1位に原産国が登録されていない場合は表示されず、2番目以降の原材料に回ることはありません。完成品の画面では、1位に原産国が未登録のときに注意が出て、その材料の編集画面へ移動できます。

どちらの書き方も、入力された文字をそのまま表示します。表記が決まりに沿っているかどうかは、管轄のガイドラインとあわせてご確認ください。

  • 対象は重量がいちばん多い原材料ひとつだけ。コーヒーでは必ず生豆
  • 別記の専用欄は自由に書ける。未入力なら重量1位の原産国から自動で入る
  • 原材料名の中に書く方式では、登録した原産国が括弧で付く
  • 1位に原産国が未登録のときは、完成品の画面で注意を表示

豆と粉、100グラムと200グラムで、完成品を分ける

同じ焙煎のコーヒーでも、豆のまま売るか挽いて売るか、100グラム袋か200グラム袋かで、ラベルの中身が変わります。名称と内容量が違うためです。Coboardでは、焙煎のレシピは1つのまま、商品ごとに完成品を作ります。中身は同じでも、名称・内容量・期限・保存方法は完成品ごとに設定できます。

名称の欄は自由に入力できるので、豆のまま売るものと挽いたものとで、商品に合わせた書き分けができます。ドリップバッグのように1杯ぶんずつ小分けにする商品も、同じ焙煎レシピから別の完成品として作れます。

レシピから完成品をまとめて作る機能もあるので、焙煎の種類が増えたときも、1つずつ手で登録し直す必要はありません。配合や焙煎を見直したときは、レシピを直せば、そのレシピを使うすべての商品の原材料名が新しくなります。

  • 焙煎のレシピは1つのまま、商品ごとに完成品を作る
  • 名称・内容量・期限・保存方法は完成品ごとに設定
  • ドリップバッグも同じレシピから別の完成品として作れる
  • レシピを直せば、そのレシピを使うすべての商品に反映

賞味期限は焙煎日から、保存方法は開封後まで

期限の種別は、賞味期限と消費期限から商品ごとに選べます。焙煎したコーヒーは日持ちする食品ですので、通常は賞味期限を選びます。製造日から何日という形で登録しておくと、印刷のときに焙煎日を選ぶだけで期限の日付が入ります。焙煎するたびに日付を計算し直す必要はありません。

保存方法の欄には定番の文を用意しています。「直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください。」「要冷蔵(10℃以下)で保存してください。」「要冷凍(-18℃以下)で保存してください。」「冷暗所で保存してください。」「開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお召し上がりください。」の5つから挿入して、必要であれば文章を調整できます。

コーヒーは開封してからの風味の落ち方が早い商品ですので、開封後の扱いまで書いておくと、お客様が最後までおいしく飲みきれます。特記事項の欄には、挽き方や淹れ方の目安を添えることもできます。

  • 期限の種別は賞味期限と消費期限から商品ごとに選択
  • 製造日から何日という形で登録し、印刷時に焙煎日を選ぶだけ
  • 保存方法は5つの定番の文から挿入し、必要に応じて調整
  • 特記事項の欄に、挽き方や淹れ方の目安を添えられる

アレルゲンは、コーヒーそのものより混ぜるもので出ます

コーヒー豆そのものは、表示の対象となる28品目には含まれていません。ですから「コーヒーだからアレルゲンの表示は要らない」と考えてしまいがちですが、実際に表示が必要になる商品はあります。香りを付けたフレーバーコーヒー、乳成分を使ったカフェオレベース、きな粉や玄米などを合わせたブレンド、チョコレートでコーティングしたコーヒー豆のお菓子などです。

Coboardは、特定原材料8品目と、表示が推奨される20品目をあわせた28品目を、材料をたどって集めます。えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8品目が特定原材料で、くるみはこちらに含まれます。集まったアレルゲンは、原材料名の末尾に「(一部に乳成分を含む)」のかたちでまとめて表示されます。

材料マスターにアレルゲンを登録しておけば、その材料を使うすべての商品に自動で効きます。ギフトのセットに焼き菓子を組み合わせるようになったときも、材料をたどって集まるため、商品ごとに確認して回る必要がありません。

  • コーヒー豆そのものは28品目に含まれない
  • フレーバーコーヒー・カフェオレベース・チョコがけの豆などでは表示が必要
  • 特定原材料8品目と推奨20品目をあわせた28品目に対応(くるみは8品目のほう)
  • 材料マスターへの登録が、その材料を使うすべての商品に反映

ドリップバッグの小さな袋に貼るラベルと、栄養成分

コーヒーは貼る面が小さい商品が多くあります。Coboardのラベルは40×60ミリの縦型から100×60ミリの特大まで14種類のサイズから選べ、レイアウトも標準の縦1列、横型の2カラム、栄養成分を1行にまとめたコンパクト、栄養成分を省いたミニの4種類から選べます。小さいラベルでは文字を縮めていきますが、読みやすさの下限を下回るときは警告が出ます。

栄養成分の自動計算はProプラン以上でご利用いただけます。基準は売る状態の重さで決まります。出来高の単位をグラムやキログラムにしている商品は100グラムあたり、袋や個で数える商品は1袋あたりとなり、その1袋が何グラムかもあわせて印字されます。淹れたあとの液体ではなく、袋に入っている豆や粉の重さが基準になります。

お中元やお歳暮の詰め合わせのように、いくつかの商品をひとつの箱にまとめる場合は、複数の完成品をひとつのセットとして扱い、構成品の情報から詰め合わせ用のラベルを組み立てられます。構成品から初期値が自動で入り、名称や期限をそこから調整できます。この機能はProプラン以上でご利用いただけます。

  • ラベルは14種類のサイズと4つのレイアウトから選択
  • 文字が読みやすさの下限を下回るときは警告を表示
  • 栄養成分の基準は売る状態の重さ(100グラムあたり、または1袋あたり)
  • ギフトの詰め合わせはセットのラベルとして作成(Proプラン以上)

自分で焙煎するか、焙煎してもらうか

表示に載せる名義は、誰が作ったかによって変わります。Coboardでは製造者・販売者・加工者・輸入者から選べます。自分の店で焙煎したものは製造者、他の焙煎所に焙煎してもらったものを自分のブランドで売る場合は販売者、焙煎済みの豆を輸入してそのまま売る場合は輸入者、というように商品ごとに使い分けられます。

名称・住所とあわせて登録しておけば、その商品のラベルに反映されます。自家焙煎と仕入れの豆を併売しているお店でも、商品ごとに切り替えられます。

  • 表示の区分は、製造者・販売者・加工者・輸入者から選択
  • 自分の店で焙煎したものは製造者
  • 焙煎してもらったものを自分のブランドで売る場合は販売者
  • 自家焙煎と仕入れを併売していても、商品ごとに切り替えられる

使い方はかんたん3ステップ

1

生豆と副材料を登録

産地ごとの生豆を材料マスターに登録し、原産国の欄に産地を入れます。アレルゲンのある副材料もここで登録します。

2

焙煎レシピを組む

配合の量を入れ、焙煎で減るぶんを歩留まりにマイナスのグラム数で入れます。実際の出来高から取れる袋の数が分かります。

3

商品ごとに完成品を作る

豆と粉、100グラムと200グラムで完成品を分け、名称・内容量・期限・保存方法を設定してラベルを印刷します。

よくある質問

焙煎して減るぶんは、どう入力すればよいですか?
レシピの歩留まりの欄に、マイナスのグラム数で入れてください。生豆1,000グラムで焼き上がりが820グラムなら、マイナス180と入力します。実際の出来高が820グラムとして計算されるので、そこから200グラムの袋が何袋取れるかが分かります。焙煎度で減り方が違う場合は、レシピを焙煎度ごとに分けておくとそれぞれの減り方を持てます。
内容量は、生豆の重さと焼き上がりの重さのどちらですか?
袋に入っている状態、つまり焼き上がりの正味重量です。生豆の重さのまま考えると、実際より2割ほど多く見積もることになります。Coboardでは歩留まりのマイナスで焙煎の目減りを差し引いた出来高が出るので、そこから袋詰めの数を決められます。内容量は完成品ごとに登録します。
ブレンドの配合を変えると、原材料名の並びも変わりますか?
はい。原材料名は重量の多い順に自動で並びますので、配合を直せば並び順も一緒に変わります。手で書いていると並べ替えを忘れがちなところが、自動で追随します。重量順の内訳も表で確認できるため、なぜその並びになったのかを後から追えます。
原料原産地に、産地を並べて書くことはできますか?
別記の専用欄をお使いください。この欄は自由に書けるようになっていて、未入力の場合は重量1位の原材料に登録した原産国が自動で入ります。産地を並べたい場合や、コーヒーで慣行的に使われる書き方にしたい場合は、この欄に直接ご記入ください。なお、Coboardは入力された文字をそのまま表示しますので、表記が決まりに沿っているかどうかは管轄のガイドラインとあわせてご確認ください。
豆と粉で、別々のラベルを作れますか?
はい。焙煎のレシピは1つのまま、商品ごとに完成品を作ります。名称・内容量・期限・保存方法は完成品ごとに設定できるので、豆と粉、100グラムと200グラムでそれぞれのラベルを作れます。配合や焙煎を見直したときは、レシピを直せば、そのレシピを使うすべての商品の原材料名が新しくなります。
コーヒーにアレルギーの表示は必要ですか?
コーヒー豆そのものは、表示の対象となる28品目には含まれていません。ただし、香りを付けたフレーバーコーヒー、乳成分を使ったカフェオレベース、きな粉や玄米を合わせたブレンド、チョコレートでコーティングした豆などでは表示が必要になります。Coboardは材料をたどって28品目を集め、原材料名の末尾にまとめて表示します。
ドリップバッグの小さい袋にも貼れますか?
40×60ミリの縦型から100×60ミリの特大まで14種類のサイズがあり、レイアウトも4種類から選べます。栄養成分を省いたミニのレイアウトを選ぶと、小さなラベルにも法定の項目を収めやすくなります。文字が読みやすさの下限を下回るときは警告が出るので、読める大きさを保てます。
栄養成分は、コーヒーを淹れた状態の量で出せますか?
基準になるのは、売っている状態の重さです。出来高の単位をグラムやキログラムにしている商品は100グラムあたり、袋や個で数える商品は1袋あたりとなり、その1袋が何グラムかもあわせて表示されます。淹れたあとの液体ではなく、袋に入っている豆や粉の重さが基準になります。栄養成分の自動計算はProプラン以上です。
料金はかかりますか?
食品表示ラベルの作成はProプラン以上でご利用いただけます。新規登録では、Proプランの機能を含むBusinessプランを30日間無料でお試しいただけます(クレジットカード登録不要)。材料やレシピの登録はFreeプラン(¥0)でも行えます。

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配合を直せば、原材料名の並びも原料原産地も一緒に新しくなります。

クレジットカード不要・無料プランあり