パティスリー・洋菓子製造小売のための 原価計算クラウド
洋菓子の原価を、仕込みの入れ子ごと自動で計算
洋菓子の原価計算は、他の飲食業より一段ややこしくなります。1つのケーキがスポンジ・シロップ・クリーム・フルーツの層でできていて、その仕込みをいくつもの商品で使い回すからです。焼き減りや切り落としで仕込んだ量と売れる量はずれ、ホール1台を12カットで売るなら1カットあたりに割り直す必要もあります。そしてバター・生クリーム・卵・チョコレートは相場が動きます。
Coboard(コーボード)は、仕込み品を材料として積み上げる形で洋菓子の原価を計算します。スポンジ生地の原価は自動で1グラムあたりに換算され、それを使うケーキの原価に反映されます。バターの単価を更新すれば、そのバターを使うすべての商品の原価率がまとめて計算し直されます。
クレジットカード不要・無料プランあり
洋菓子の原価計算がややこしくなる3つの理由
1つめは、仕込みが層になっていることです。ショートケーキはスポンジ生地・シロップ・ホイップクリーム・いちごの組み合わせで、そのスポンジ生地自体も卵・砂糖・薄力粉・バターから作ります。原価を出すには、まず仕込み1バッチの原価を出し、そこから使った分だけを取り出して足す必要があります。
2つめは、目減りです。生クリームは泡立てるとボウルやホイッパーに残り、シロップは煮詰めて減り、ロールケーキは両端を切り落とします。仕込んだ量と売れる量は同じではありません。
3つめは、手間の差です。同じ材料費でも、絞り出しと組み立てに時間のかかる商品と、型に流して焼くだけの商品では、かかっている人の時間が違います。材料費だけを見ていると、手間のかかる商品の利益を実際より高く見積もってしまいます。
- ✓仕込みが層になり、1バッチから使った分だけを取り出して積む必要がある
- ✓泡立て・煮詰め・切り落としで、仕込んだ量と売れる量がずれる
- ✓デコレーションの手間の差が、材料費には表れない
- ✓バター・生クリーム・卵・チョコレートの相場が動く
スポンジ生地からホールケーキまで、入れ子で積み上げる
Coboardでは仕込み品をひとつのレシピとして登録し、それを別のレシピの材料として使えます。ジェノワーズ生地からロールケーキ、ロールケーキからギフトの詰め合わせのように、実務で必要な段数はそのまま重ねていけます。
積み上げ方は、仕込み1バッチの原価を出来高で割って1グラムあたりの原価にし、使った量をかける形です。たとえばスポンジ生地1台が1,200グラムで原価840円なら、1グラムあたり0.7円です。この生地を300グラム使うケーキには210円が乗ります。仕込みの単価を電卓で出し直す必要はありません。
同じ生地を複数の商品で使っていても、原価を持っているのは仕込みのレシピ1か所です。配合や単価を直せば、その生地を使うすべての商品に反映されます。
- ✓仕込み品(サブレシピ)を材料として、生地からケーキまで重ねて使える
- ✓仕込み1バッチの原価を出来高で割り、1グラムあたりに換算
- ✓使った量に応じて自動で按分
- ✓同じ仕込みを使い回しても、直す場所は1か所だけ
焼き減り・煮詰め・切り落とし。歩留まりを原価に織り込む
仕込みには必ず目減りがあります。Coboardのレシピには「材料・サブレシピ合計 + 歩留まり = 実際の出来高」という欄があり、焼き減りや切り落としのぶんをマイナスのグラム数で入れると、実際の出来高が減ります。出来高が減るぶん1グラムあたりの原価は上がるので、実際に売れる量だけで材料費を割り戻したことになります。
たとえばロールケーキの生地を1,000グラムぶん仕込んで、両端を切り落として850グラムで売るなら、歩留まりに-150と入れます。この一手間で、切り落としたぶんの材料費も売る側の原価に含まれます。水分を加えて仕込み量が増える場合は、プラスのグラム数で入れます。
1バッチから何個取れるかを登録すれば、1個あたりのグラム数も表示されます。ホール1台から12カット取る商品なら、1カットあたりの原価まで見えるようになります。
- ✓レシピごとに歩留まりをグラム数で登録(目減りはマイナス・増えるならプラス)
- ✓実際の出来高が変わり、1グラムあたりの原価に反映される
- ✓1バッチの個数を登録すれば、1個あたりのグラム数も表示
- ✓完成品の出来高で割って、1カットあたりの原価と原価率を計算
デコレーションの手間を、人件費として原価に入れる
洋菓子は仕込みと仕上げの手作業が多い商売です。Coboardでは、仕込みや組み立てにかかる時間を分で登録し、スタッフの月給と月あたりの労働時間から1分あたりの人件費を出して原価に積みます。材料費と人件費は分けて確認できるため、「材料は安いのに手間で利益が消えている商品」を見つけられます。
たとえばタルトとロールケーキの材料費がほぼ同じでも、タルトの飾りつけに1台15分かかっているなら、その差は原価に現れます。値付けやショーケースの構成を考えるときの材料になります。
- ✓仕込み・仕上げの時間を分で登録し、人件費として原価に積む
- ✓1分あたりの人件費は、月給と月あたりの労働時間から算出
- ✓材料費と人件費を分けて確認できる
- ✓仕込み品に入れた手間は、それを使う商品にも引き継がれる
ギフト箱・リボン・敷紙も原価に入れる
洋菓子はパッケージの比重が大きい商品です。ケーキ箱、フィルム、ケーキトレー、リボン、敷紙、保冷剤。これらは完成品ごとに包装材として積み上げられ、包材費の合計として確認できます。1個あたりの原価には、材料費・人件費・包材費のすべてが入ります。
保冷剤のように季節で使う量が変わるものも登録しておけば、夏場の原価が実際にどれだけ上がるのかを数字で確認できます。
- ✓ケーキ箱・フィルム・トレー・リボン・保冷剤を包装材として登録
- ✓完成品ごとに包材費の合計を確認できる
- ✓1個あたりの原価に材料費・人件費・包材費を含めて計算
バターと生クリームが値上がりしたとき
洋菓子店の原価はバター・生クリーム・卵・チョコレートの相場に強く動かされます。Coboardでは材料の単価を更新すれば、その材料を使うすべての商品の原価と原価率がまとめて計算し直されます。1品ずつ計算表を開いて直す必要はありません。
納品書をスマホで撮って取り込むと、前回と単価が違う品目を「単価が変動した品目」として知らせます。マスターの単価を新しい値に更新するか、マスターは変えずに今回の入庫だけ記録するかを選べます(Businessプラン)。値上げに気づかないまま古い原価で売り続けることを防げます。
直近で単価が動いた材料は、ホーム画面のお知らせに変動の大きい順で並びます。どの商品の値付けを見直すべきかを、相場の記憶ではなく記録から判断できます。
- ✓材料の単価を更新すると、その材料を使う商品の原価率がまとめて再計算
- ✓納品書の撮影で単価の変動を検知し、更新するかどうかを選べる(Businessプラン)
- ✓直近で単価が動いた材料を、変動の大きい順に確認
値付けの目安と、狙う原価率からの逆算
狙う原価率を決めておくと、それを超えた商品に警告の印が付きます。ショーケースに並ぶ商品のうち、どれが利益を削っているのかが一覧で分かります。
売価から考えたいときは、売価シミュレーターで完成品・消耗品・手数料・送料・狙う原価率を入れて、売価や利益を逆算できます。焼き菓子の詰め合わせのように複数の商品をまとめて売る場合の値付けにも使えます。計算結果の保存はProプラン以上でご利用いただけます。
- ✓狙う原価率を超えた商品に警告の印を表示
- ✓狙う原価率から売価を逆算できる売価シミュレーター
- ✓詰め合わせのように複数商品をまとめた値付けにも対応
- ✓計算結果の保存はProプラン以上
使い方はかんたん3ステップ
材料と単価を登録
バター・生クリーム・粉・チョコレートなどの単価を入力します。納品書の撮影(OCR・Business)から取り込むこともできます。
仕込みとレシピを組む
生地やクリームを仕込み品として登録し、歩留まりと作業時間を入れます。商品のレシピでその仕込みを使います。
原価率を確認
包装材を積んで出来高を入れると、1個あたりの原価と原価率が出ます。単価を更新すればまとめて再計算されます。
よくある質問
- 仕込みが何段にもなっていても計算できますか?
- はい。仕込み品をひとつのレシピとして登録し、別のレシピの材料として使えます。生地からロールケーキ、ロールケーキから詰め合わせのように重ねられます。仕込み1バッチの原価は出来高で割って1グラムあたりに換算され、使った量に応じて按分されます。
- 焼き減りや切り落としのぶんは原価に入りますか?
- レシピの歩留まりの欄に、目減りのぶんをマイナスのグラム数で入れてください。実際の出来高が減り、1グラムあたりの原価が上がるため、売れる量だけで材料費を割り戻した原価になります。水分を加えて量が増える仕込みは、プラスのグラム数で入れます。
- ホール1台を12カットで売る場合、1カットあたりの原価は出ますか?
- はい。完成品の出来高に12と入れておけば、材料費・人件費・包材費の合計を12で割った1カットあたりの原価が出ます。レシピ側でも1バッチの個数を登録すると、1個あたりのグラム数を確認できます。
- デコレーションの手間は原価に入れられますか?
- 仕込みや仕上げにかかる時間を分で登録すると、スタッフの月給と月あたりの労働時間から1分あたりの人件費を計算して原価に積みます。材料費と人件費は分けて確認できるため、手間で利益が消えている商品を見つけられます。
- ケーキ箱やリボンも原価に含められますか?
- はい。箱・フィルム・トレー・リボン・敷紙・保冷剤などを完成品ごとに包装材として積み上げ、包材費の合計を確認できます。1個あたりの原価には材料費・人件費・包材費のすべてが入ります。
- バターが値上がりしたら、全部計算し直しですか?
- いいえ。材料の単価を更新すれば、そのバターを使うすべての商品の原価率が自動で再計算されます。納品書を撮影して取り込む場合は、前回と単価が違う品目を知らせるので、マスターを更新するか今回の入庫だけ記録するかを選べます(Businessプラン)。
- 料金はかかりますか?
- Freeプラン(¥0)があり、まずは無料でお試しいただけます。新規登録では、より多くの機能を使えるBusinessプランを30日間無料でお試しいただけます(クレジットカード登録不要)。
- 食品表示ラベルも作れますか?
- はい。原価のために組んだレシピと材料データから、そのまま一括表示ラベルを作れます。生菓子と焼き菓子で期限の種別を分ける方法や、洋菓子で漏れやすいアレルゲンについては、洋菓子店の食品表示のページで詳しく説明しています。
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